情弱人間のチケット探し
私もそれなりに好きなバンドやアーティストがいましたし、時々ですが舞台を見に行ったりしていましたので、チケットの取り方くらいは人並みにわかります。
だいたいファンクラブの先行や劇場の先行抽選があって、その次にプレイガイドの先行抽選があり、最後に一般先着発売というのが一般的なところでしょうか?
さっそく公式のファンクラブがあるのかどうかを調べてみます。
※ここで言うファンクラブはひとつ前の記事の【会】ではなく、宝塚歌劇団としてのファンクラブのことを指します。
宝塚歌劇団のホームページを見ると、宝塚友の会というものがあるようです。
当然のように、チケットの先行販売がある。
宝塚友の会だけの先行販売
一般前売に先がけて、チケット会員先行販売を実施します。
ぜひ宝塚友の会会員ならではの特典をご利用ください。・宝塚大劇場・東京宝塚劇場ではSS席から会員席をご準備。
・「抽選方式」および「先着順方式」にてチケットを販売。
・インターネット(パソコン・携帯電話)または電話からご利用可能。
これに入ればチケットを取りやすくなるのかしら?
入るべき? そりゃ入るべきだよねぇ。
いやいや、待てよ。にわかな私がいきなり入るのはいかがなものか?
ここは一度様子を見よう。
…とすぐにあきらめます。早い。
続いて各プレイガイドをいろいろ覗いてみる。
「宝塚」で検索。
今現在ちょうど受付しているものがなく「ええいっ、我がタイミングの悪さよっ」とふてくされる。
しかしいろいろ見てみると、e+が貸切公演なるものを開催することを知ります。
後に花組『ポーの一族』のチケットを獲得するためにいろいろ調べて知るのですが、宝塚って企業が主催している「貸切公演」がけっこうあるんですよね。
そもそも私が初めて観た雪組も貸切の招待でしたし。
宝塚以外の舞台もこんな感じなんだろうか?
試しに次回の東京宝塚劇場の宙組公演『天(そら)は赤い河のほとり』でカウントしてみると、全55公演中17公演が貸切公演でした。けっこう割合が高いような気が…。
あ、あくまで貸切公演は「貸切」なだけあって招待ではないので、当然チケット代のお支払いは必要となります。(言わなくてもわかるやつ)
とりあえずe+の貸切公演の申し込みがそろそろありそうなので、標的をこれに定めます。その時の演目はこれでした。
宙組公演 『神々の土地』『クラシカル ビジュー』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
宙組さん。
そういえば宙組ができた当時、ニュースになっていたのをかすかに覚えています。ちゅうぐみ? あ、「そら」って読むのか、絶対読めんわ、とか思っていた若かりし頃。
『神々の土地』については公演解説もろくに読まなかったですし、当然宙組の方々のことも知らない。じゃあなぜこれを申し込んだのか?
ただタイミングが良かった。
あの素晴らしかった宝塚の舞台をもう一度観たかった私が、今唯一申し込めるのがこれだった。ただそれだけです。
そんなわけで私はe+の貸切公演を初めて申し込みました。
すごく良心的なのは、席のブロックを選んで申し込めること。
最近は他のチケットもこんな感じなのでしょうか?
それとも貸切公演だけがこのシステムなのでしょうか?
センターブロックの前の方、つまりSS席も申し込めます。
12,000円とお値段お高め。
いや、さすがにこんな場所は無理っす。
いきなりこんなお席は敷居が高すぎる…
にわかな私が恐れ多い!!
というか、そもそも当たらないよね!
ということで、第1希望に①S席の下手サブセン前方、②S席上手サブセン前方、③S席センターSSの後ろを選択しました。
正直、S席全部選んでもよかったんですが、せっかく行くなら前の方で見たいし、ダメだったら次の機会にと思ったのです。
こんな欲張りな発想をしてしまうのは、一番最初に観たのが4列目だったのが災いしている気がする…
本来なら観られるだけでありがたいのに、罰当たりな私でごめんなさい。
それにしても東京宝塚劇場だけにかかわらず、なんで劇場のS席ってこんなに広いんですかね…
サブセン1列目と24列目って格差ありすぎ。
これで同じ8,800円とは…
でも後方でもセンターブロックの方が観やすそうではありますよね。
申し込みを終えて、あとは結果を待つだけ。
どうか当たりますように!と願いつつも、当落発表の日時を失念していた私。
忘れもしない暑い夏の盛り、とある蕎麦屋でのこと。
e+からのメールに書かれていた一文に、私は歓喜するのでした。
チケットがご用意できました。