初心者の覚え書き【宝塚】

宝塚はじめました。

にわかのつぶやき

なんですか、この席は!!

恒例の(確か、まだ1回しかやっていない)公演解説を公式HPから拝借。

 

ミュージカル・プレイ

『神々の土地』 ~ロマノフたちの黄昏~
作・演出/上田 久美子


1916年、ロシア革命前夜。帝都ペトログラードで囁かれる怪しげな噂。皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラが、ラスプーチンという怪僧に操られて悪政を敷いている——。折からの大戦で困窮した民衆はロマノフ王朝への不満を募らせ、革命の気運はかつてないほどに高まっていた。
皇族で有能な軍人でもあるドミトリー・パブロヴィチ・ロマノフは、皇帝の身辺を護るためペトログラードへの転任を命じられる。王朝を救う道を模索する彼にフェリックス・ユスポフ公爵がラスプーチン暗殺を持ちかける。時を同じくして、皇帝から皇女オリガとの結婚を勧められるドミトリー。しかしその心を、ある女性の面影がよぎって…
凍てつく嵐のような革命のうねりの中に、失われゆく華やかな冬宮。一つの時代の終わりに命燃やした、魂たちの永遠の思い出。

レヴューロマン

『クラシカル ビジュー』
作・演出/稲葉 太地


人の心を掴んで離さず、時に人を惑わせる華麗な宝石(ビジュー)。色とりどりの煌めきを放つ宙組メンバーを、あまたの宝石になぞらえた場面で構成するレヴュー作品です。伝統的な男役の美しさを体現する朝夏まなとの魅力を、様々な光を放つ宝石に投影し、その輝きを最大限に味わえるレヴューとしてお届け致します。 

 

この宙組『神々の土地』をちょっと予習していたときから気になっていたんですが…

このポスターの右から二番目の方。

 

f:id:nacky777:20180322231822j:plain

 

タカラジェンヌさんですか?

本当に女性ですか??

ただのイケメン(性別:男)が、なんか間違ってポスターに写りこんじゃってないですか???

大丈夫ですか????

盛大なミスですか?????

ポスター撮影日にたまたま近くを通りかかったイケメン(性別:男)が、「YOU、写っちゃいなよ」というジャニーさん的なノリで声をかけられて、「え、マジすか、いいんすか?」ってんで軽い感じで紛れ込んでないですよね??????

 

ないです!!

 

 

f:id:nacky777:20180322232058j:plain

 

 

真風涼帆さん。

涼風真世】と空目しましたけど。

涼風真世さんと何か関係があるのかな…??

 

現在、宙組の男役トップスターでございますね。 

 

 

今回はロシアが舞台。

たぶんこれが私の見たかった宝塚に近い。

「宝塚=ベルばら」というイメージしか持っていなかった凡庸な日本人である私が見たいと思っていた宝塚の形。

つねにシャンデリアかなんかが輝いていて、夜な夜な豪華に着飾った上流階級の男女が集い、庶民の知らないところで社交にいそしんでいる。

そんな感じ。

 

 

今回も貸切公演なので、組長からご挨拶が。

出たな、組長っ!

2回目ともなれば、この呼び方にも私の心は対応できるようになる。

宙組の組長は、寿つかささん。

ことぶきつかさ?

そういえば映画関係の人で「コトブキツカサ」っていなかったっけ?

ふたりとも【お寿司】が好きなのかな?

寿司⇒寿(ことぶき)司(つかさ)

だものね…

とかどうでもいいことを考えてた。

 

幕が開き、 なんだか上流階級のパーティーみたいな場面が…

そうそう、これこれ!

こういうのが私の中の宝塚のイメージ!!

(貧弱なイメージ)

 

ドミトリー役の朝夏まなとさん、顔がおきれいスタイルがよすぎ足が長すぎ…

(こんな人間に生まれたかったよね)

イリナ役の怜美うららさん、すごい綺麗すぎる…

(怜美うららさんもこの公演で退団することを知って後に悲しんだよね)

 フェリックス役の真風涼帆さん、実物もやっぱりただのイケメンだった…

(「ただの」って、決して見た目だけの人っていう意味じゃないですよ? 誤解のないように!)

というか、ラスプーチン役の愛月ひかるさん…なんかすげぇ。

たぶん一番印象に残ったよ、ラスプーチンが。完全に目がいっちゃってる時あったし…(笑)

 

お芝居の内容はとてもわかりやすかったです。

たった1回の観劇だから、わかりづらいともったいないので。

だからストレスなく楽しめました!

 

のちのち知るのですが、宝塚は男役トップと娘役トップは必ず存在すると思っていたけれど、そうじゃないこともあるんですね。

この時の宙組は娘役トップの方が不在でした。

勝手に怜美うららさんが娘役トップだと思い込んでいた。

なぜ娘役トップいなかったんだろう? 

Wikiでちょっと調べたら、娘役トップがいないことが過去にもちょいちょいあったんですね。男役トップと娘役トップってセットだと思っていたから、すごく意外な事実。

なんならセットで就任してセットで辞めるもんだと勝手に思い込んでいたよ、私。

 

休憩をはさみまして、2幕目が始まります。

ここで私はとある経験をするのです。

これが私を宝塚に引き込む最初の一手となったのは間違いない。

 

私の席の右側には通路がありました。

その通路を舞台の方へたどっていくと、銀橋に3段ほどの階段が設置されていました。

開演前からそのことには気づいていましたが、特に気に留めていませんでした。

そして『クラシカルビジュー』が始まります。

(クラ~シカル、ビジュ~♪ってすごく頭に残るメロディー)

 

やがてその瞬間がやってきます。

なんと男役トップスター様が、なんのためらいもなく銀橋にかかった階段を下りてきたではありませんか!!

完全に不意打ちです。

「え、下りんの!?」と思わず声をあげ身構える私。

そして朝夏まなとさんは両手を広げ、長い両手を広げ、通路側のお客様たちと前から順番にハイタッチ(というか軽いタッチ?)を始めたのです!

思い出してください。私は何列目ですか? そう、4列目です。

 

ど、ど、ど、どうしよう…

心の準備もままならないうちに近づいてくる!

朝夏まなとさんが、近づいてくるぅ!!

 

目を泳がせながら、恐縮しつつ、そっと右手をさし出す私。

するとトップスター様の手は私の手のひらを、さらっとやさしく通過していきました。

 

思ったよりもひんやりとした手でございました。

舞台で踊ったり歌ったりしてるし、アドレナリンばんばん放出してそうだし、身体全体が文字通り燃えてそうだなと思ったんですが、意外にも【ひんやりさらっ】とした手のひらでした。

冷え性かな…笑)

 

たったこれだけのことで、私はほんの少し好きになるのだ(笑)

こんなことだけで…

本当に単純だな、私。

チョロイな、私。

嫌になるくらいチョロい。

 

 

演者さんが舞台に降りてくるのを、そんまんま「客席降り」というらしいですね。

そういった舞台を観た記憶のない私は、初めてその言葉を知りました。

宝塚2回目にして私は客席降りの洗礼を受けたのでした。 

 

 

だが宝塚の洗礼はこれだけでは終わらなかった!!

4列目のセンター寄りサブセンでしたから、銀橋がすごくよく見えます。

その銀橋を真ん中あたりから下手にかけて、あの「ただのイケメン」こと真風涼帆さんがサァーッと歩き去ったのです。

その時舐めるように客席に視線を向けてきたのですが、

 

え、私いま完全にロックオンされたよね?

 

てくらいガン見された!

 

 

 

あ、安心してくださいね。

ただの思い過ごしですからね、私よ!

私の前後左右2メートル以内の方々がみんなそう思っているに違いないですよ。

「今、あたしを見たよね? ね? あたしだけを見たよね?」って。

 

わかってるんです。そんなことは重々承知なのです。

まぁだいたいのところ本当に思い過ごしなんですが、でも、そう思っておいたほうが楽しいじゃないですか!?

こんなの楽しんだモン勝ちですよ!!

でも心の中にとどめておくのが前提であって…

あくまでも心の中で…

SNSとかで「あの時私だけに視線をくれた」と本気で書いちゃうと、完全にイタい人になっちゃいますから気を付けましょう。

中には本当に視線をもらっている方もいるでしょうけれど。

そういう方もぜひ胸の内にとどめておいてください(笑)

嫉妬の渦に巻き込まれます。危ない、危ない、怖い、怖い。

女の嫉妬はとっても怖いんだから…♪

 

この一件で真風涼帆さんのことは完璧に覚えました。そして今現在、私の心の中にある【気になる方】の一人に入っています。

(いやいや、気になるもなにも、もはや宙組のトップスターですから今更何言ってんの?って感じですけれども…)

 

今から思えば、朝夏まなとさんの客席降り真風涼帆さんの視線バッチリ妄想事件をきっかけとして、私は宝塚に一歩足を踏み入れたのだと思います。

その時の私はそれほど自覚していなかったのですが…

というよりも、自分が宝塚にハマりかけていることに気づかない振りをしていた、というのが正しいのかもしれません。

 

 

「クラシカルビジュー」も終盤に近づいてきたようです。

大階段からみなさんが降りてきます。

 

ふと右側のSS席のお客様に目をやると、何人ものおばさま方が泣いておられました。

 

 

そうだった。

 

朝夏まなとさん、退団するんだった。

 

忘れてた…

 

 

彼女たちは朝夏まなとさんのファンの方々なのでしょうか?

私はなんだかしんみりとしてしまい、舞台ではなく、泣いているおばさま方をしばらく眺めていました。

 

(いや、ステージ見て、ステージ)