元AKBヲタはご贔屓を見つけることに躊躇する~仙名彩世さんはあっちゃん?それとも優子ちゃん?
初めて宝塚を観て9か月、好きになり始めて5か月、ポーの一族で落とされて2か月が経ちます。
でも私には特にご贔屓の方がいるわけではありません。
強烈に心を惹かれる方がまだいないというのもありますが、それよりも私自身のスタンスの問題が大きいと思います。
あえて誰かに心を奪われないようにしているというか…
心の中で一線を引いてしまっているところがあります。
何度か書いていますが私は2015年くらいまでAKBのヲタクをやっていました。
ある一人のメンバーを5年間ちょっと推してきました。
ご存じのとおりAKBでは握手会というものがありまして、買ったCDの枚数だけ握手券を手に入れることができます。正直CDは添え物です。
ヲタクは際限なくお金を使います。特に一人のメンバーに入れ込んだ(単推しと言います)ヲタクは、握手券の回数や、どれだけ自分がメンバーと仲良くなれるか(といってもただのビジネス上の仲良さに過ぎないけれど)というところに命をかけます。
自分が満足できるところまでいったらそれで終わりかというと、そうではありません。
人間なんて欲深い生き物ですから、今度は周囲と比べ始めます。
他のヲタクより自分の方がどれだけ仲良いか、どれだけ多くの握手券を所持しているか、どれだけ良い物をプレゼントしているか、どれだけ遠征してイベントに顔を出せるか、どれだけ総選挙で票を入れられるのか、つまりどれだけ推しに金をかけているかを競い始めるのです。
もうね、キリがないんですよ。
好きなアイドルに会えてちょっとだけお話しができるだけで幸せだった、かつての純粋な心なんてもうとっくの昔にどこかに忘れてきてしまっているわけです。
同じCDを50枚買うとか正気じゃないですよね。でも50枚くらいじゃまだまだで、それ以上のヲタクなんてごろごろいましたから、本当にとんでもない世界にいたよなぁと今はしみじみと思います。
幸か不幸か私の推しは数年前に卒業してしまったので、そういう場所から逃れることができましたが…
あ、これじゃただのドルヲタのぼやきだ(笑)
宝塚もけっこうAKBに近いと思うのです。
…あ、いや、というか正確にはAKBが宝塚を真似ているので、多少通じるものがあるのは当然のことかもしれないですね。
会に入れば近い距離で接することができるし、入り出に通いつめれば顔も覚えてくれるかもしれないし、人気のある上級生じゃなくて下級生のファンになれば人数も少なくてさらに身近になるだろうし、そんな環境にいたら周りのファンよりもちょっとだけ目立ちたいなと思う人もいるかもしれない。
その他にもお茶会に参加したり、全国ツアーやら別箱の公演のために遠征したり。
別にAKBに限ったことではなくて、ヲタクの心理ってこんなものじゃないですか。
だから宝塚のヲタクにも通じるものはあるんじゃないのかなぁなんて思います。
(ドルヲタと一緒にするんじゃない!と怒られそうですが…笑)
とはいっても実際の会事情、ヅカヲタさん事情をよく知らないので、あくまで私の抱いているイメージだけで勝手に親近感を抱いて、好き勝手書いているだけですが…。
そもそも私は何かに入れ込むとそれしか見えなくなるタイプなので、危険なんですよ宝塚は! AKBヲタという【前科】がある以上、また同じように推し(ご贔屓)のためにいろいろ躍起になって湯水のようにお金を使ってしまうんじゃないか、同じ轍を踏んでしまうんじゃないか、せっかく健全な道を歩んでいるのに再び道を外してしまうのか(すごく語弊のある言い方だけれども)と、黄色信号が点滅しているのです。
だから、もう、会になんか入ったらもうおしまいだと思ってます(笑)
(あ、これは決して会が悪の根源だと言っているわけではなく、自分がいい距離感を保ったファンでいられる自信がないし、勝手にひとりで泥沼に堕ちていく予感しかしないからです。ほど良い距離感を保つことができれば、会に入るのはすごくいい選択肢なんじゃないかなと思います。よく知らないけど!笑)
そういったことを考えると、どうしても一線を引いてしまうんですよね…
特定の誰かのファンにはならず、全組万遍なく見て、それぞれに気になる人を数人見つけて、毎回楽しんで観劇できればそれでいい。ライトなファンでいよう、そうしよう、と心の片隅で決めちゃってるところがある。
だがしかし…
決めちゃってるところがあったはずのそんな私ですが、最近気になる方がいます。
まー、気になるお方は何人かいるんですが、その中で今のところ頭ひとつ抜け出ている方がいるのです。
あら、かわいい!!
(いちばんかわいいと思った写真を持ってきたとこあるけど…)
花組娘役トップの仙名彩世さんです。
非難の集中砲火を浴びるのを覚悟で書きますが、正直舞台メイクをしたお顔はあまり好きではありません。素顔の彼女がとても好きなのです。とてもタイプなお顔です。
ちょっとあごはアレですけど、でも私は山本彩ちゃんも好きなので!(なんかどちらにも失礼なこと書いているような気がする…)
男役の男性的な部分にあまり興味がないとか(ひとつ前の記事参照)、舞台メイクが好きじゃないとか、私はいったい何が良くて宝塚を観に行っているのだろう?とこれを書きながら一瞬迷走しかけたけど、気にしない。
人が何かを好きになる理由なんて人それぞれだから気にしない!!
邪道だと言われるかもしれないけれど、これが真実なのだからしかたがない!!!(開き直り)
…なんて大きく出ましたが、今は本当に顔が好きなだけで仙名彩世さんのことあまり知らないのです。これから知っていきたいなと思っているところです。
要するに4月13日現在、顔が好きでちょっと気になっているということなのです。
正直言って数週間後には違う人が仙名彩世さんを抜いている可能性はなきにしもあらず。
ふと思いましたが娘役トップを好きになるのって、AKBで言えば前田のあっちゃんから入るみたいなもんですよね…
あ、いや、違う。
宝塚と言えばやっぱり男役ありき…
ということは絶対的エースであった前田のあっちゃんに相当するのは、明日海りおさんということになるのかな?
じゃあ娘役トップの仙名彩世さんはさしずめ大島優子ちゃん?
大島優子ちゃん…
あ、大島優子ちゃん…
大島優子ちゃんといえば。
私がAKBに足を踏み入れたのは大島優子ちゃんがきっかけでした。
まず最初に彼女のファンになり、そしてその後推し続けた某メンバーに推し変したのです。そしてズブズブのヲタクに堕ちていったのだ…
仙名彩世=大島優子であるならば、デジャヴ。
あの時と同じ道をたどっているな。
これは嫌な予感しかしないよね。
しかもどことなく、似ている。
気がする。
似てない?
似てないかな?
うーん、似てないか。。。
気のせい。
全部気のせい。
あぁこんな薄っぺらい記事を書いてしまって、仙名彩世さんのファンのみなさまごめんなさい。
一応あやまっとこ。