初心者の覚え書き【宝塚】

宝塚についてたまに書くブログ

読んでも得るものは何もなし

唐突に思いをはせ始める病。

どうやら私は頭が悪いらしい。
さんざん「先輩に見つかりませんように!」と書いておきながら、明らかに検索に引っかかるような言葉を羅列してしまった。
それは人名。
それは人の名。
それは真っ先に調べられるもの。

 

私は先の「宝塚と先輩②」で某トップさんの名前をフルで何度も書いてしまった。とはいえ、書かないと成り立たないのです。あの記事は書かざるを得なかったのです。
そしてこの弱小ブログのアクセス数が異様に伸びていて、ひるんだ。

 

だからここではもう全部愛称で。
そうしてひっそりと低空飛行のままブログを書き殴ることができる。

 

そんなわけであっという間にれいちゃんにハマった先輩から借りたBlu-rayのひとつ。

新人公演ダイジェストの『Energy PREMIUM SERIES』を見たですよ。

 

これには以下の作品が収録されています。

Disc1

 『ラスト・タイクーン

 『エリザベート

Disc2

 『新源氏物語

 Bonus Track

 『オーシャンズ11

 『愛と革命の詩』

 『カリスタの海に抱かれて』

 

エリザベート』を見ているときに不意に気づく。

あれ『オーシャンズ11』ってことは…

 

私①「はい、それでは質問です。この新人公演でダニー・オーシャンを演じているのは誰でしょう?」

私②「あっ。それは、もしかしてぇ」

私③「もしかしてもなにもぉぉぉ?」

私①「そうで~す。はい、みんなでぇ一緒にぃ!」

私①②③「キッキちゃ~~ん!!!」

 

 そうです。ダニーはキキちゃんが演じているんです。

唐突にキキちゃんに思いをはせ始める私。

エリザベート』を見終えると、がさごそとテレビボードを漁りBlu-rayを取り出す。

かつてスカイステージで録画した『エリザベート』のキキルドルフバージョン。

銀橋でトートとルドルフが歌う「闇が広がる」が好きすぎて、あらゆる舞台のこの場面だけを集めたBlu-rayが欲しいと切に願う。もしかしてすでにそういうの存在してたりするのかしら…

何回かキキルドルフを見て満足した私は、再び『Energy PREMIUM SERIES』に戻って、今度は『オーシャンズ11』を視聴し始める。

 

再生されてすぐに、ダイアナ役のゆきちゃんとテス役のべーちゃんが出てきてなんだかしんみり。

この頃の花組から宝塚にハマっていたかったな、って切実に思う。

とはいえ7年も前なんだよなぁ、これ。

私が宝塚を初めて見たのが3年前だから「あと少し早ければっ!!ちくちょう!!」って地団駄を踏むようなレベルではない。あと少しくらいなら、全然いいではないか。

全然間に合ってない。2017年が2013年にたどり着くには4年もある。遅刻ギリギリとかじゃない。ただの遅刻ですらない。もはや重役出勤くらい遅すぎる。だからあきらめもつく。

2013年といえば私はアイドルオタク真っただ中でそれしか目に入っていなかったから、宝塚の見向きもしなかったのは仕方ない。もし何にもハマってなくて、ただ毎日ぼけぇぇぇぇぇぇっとして過ごしていたとしたら、地団駄踏んだかもしれんが。

 

 『エリザベート』あたりからハマるのが一番よかったのかな。いや『新源氏物語』あたりからでも全然よい。なんなら、もう『邪馬台国の風』からでも…。いや、そうすると『Ernest in Love』を見たかったぁ!!ちなつさんとの役替わり見たかったあぁああ!!ってなる。結局いつハマったとしても、もうちょっと早く宝塚を見ておけばよかったとなるから考えても仕方がない。

 

はぁ、べーちゃんやっぱり可愛いなぁ。娘役さんの中ではべーちゃんが一番好きだった。今だと宙組のみねりちゃんかな。単にかわいい人が好きなだけなんすけどね、おじさんはね(おじさんではないがもはやおじさんみたいな目線で見ているよ)。

でも星組のはるこさんも好きですね。きれいだから。きれいな大人の女性って安心するよね(何に安心するのかはよくわからんが)。要するに綺麗な人とか可愛い人がいい。単純。単細胞人間。結局のところ顔が良いのに尽きる。音くりちゃんも好きですね。演技うまいし、歌もうまいし。かわいらしい。花より男子とかマスカレードホテルとか、とてもよかった。そういえばあれまだ見てないな。あれ。蘭陵王

 

いやいや、今はキキちゃんの話をしているのだ。

オーシャンズ11』のダニーを演じているキキちゃんは、もうね、可愛いよね。

若くてぽやぽやぱやぱやというか、可愛らしい。

 どの表情見ても「かぁ~わいい♡」ってなってしまうよね、おじさんは。

今はもうかっけぇ男役さん。というか美人さんよね。人って成長するんだねと当たり前のことをしみじみ思ふ。

 

また私はテレビボードをがそごそと漁り、今度は録画した宙組オーシャンズを見始める。新公映像見ては他の映像見始めちゃうから先に進まないのね。どうしようね。

キキちゃん、明らかに歌が上手になったよね(歌がど下手な私が偉そうに言うことではない。決してない)。

『アクアヴィーテ!!』のデュエダンではキキちゃんが『When a Man loves a Women』を歌ってるんだけど、あれさ、ほんと素晴らしい。トップのお二人には悪いけど、あれは毎回キキちゃんオペラロックオンだった。歌いきって舞台からはけちゃうときはいつも悲しくてねぇ…このままずっとあなたの歌声を聞いていたい。

 『アナスタシア』はけっこう曲が良いらしいから、楽しみだなぁ。チケット取れるといいなぁ。

久々にジョンソン先生のアドリブ見て深夜にひとりぷっ、ぷぷぷ、ぶぶっ、と笑ってしまった(BSプレミアム版だった)。

笑ってもひとり。

 

そしてまた新公映像に戻る。

オーシャンズ11』の新公は見たことあったけど、『愛と革命の詩』は見たことがない。もはやキキちゃん目当てでこの借りたBlu-rayを見ているよ私は。

 『愛と革命の詩』は実は本公演も見たことがない。なんで見てないのかな。私が加入してからスカイステージで放送してなかったのかしら。そんなわけないと思うのだけど。

録画しておきながら容量がいっぱいになって、泣く泣く消したとかならあり得る。スカイステージであれこれ録画しているとあっという間に容量がひっ迫する。見るのが追い付かなくて、消費と供給のバランスが取れんのだ。

『愛と革命の詩』新公映像はすぐにキキちゃんが登場。

けっこう映っててうれしい。

でも最後いいところで、終わる…

新公もスカイステージで放送してくれないかしら。

ざっくりと見ただけなんだけど『愛と革命の詩』面白そうだな。今度放送していたら録画してきちんと見ることにする。 

 

キキちゃんを眺めながら、自分はキキちゃんのどこが好きなんだろうかと考えた。

冷静に考える。

考えたけれど明確に「ここが!」ってのが出てこない。

顔はめちゃめちゃ好みのタイプというわけではない。

こういうとなんだけど、私の記憶の中ではめちゃくちゃダンスが上手いというイメージはない。

歌だって上手いとは思うけど、だいもんさんみたいにめっさめっさめっさ上手くてさすがと言わざるを得ない、というレベルでもない。

たまに活舌悪くなっちゃうし、「~なのだ」が「~なのら」ってなっちゃうし。

いやいや、決してdisっているわけではない。

(金と時間を莫大に投入して心底応援している人の中にはこれをたまたま目にして気分を害した方もいるかもしれませんが、あくまで愚かで無知な私の抱いた些末な感想です。申し訳ありませぬ。ネット民怖いから事前に厳重に謝罪しておく小心者)

決してdisっているわけではないが、こんなに羅列してしまうと、

あれ、もしかして、私、キキちゃんのことそんなに好きじゃないのかな?? 

 なんて不安になってくる。

でも見るとやっぱり好きだなって思う。

 なんなんだろう、これ。

 

パレードで銀橋から微笑みかけるあのやさしい表情、めちゃくちゃ好きだし。

笑った時のきれいな歯とかあの並びがいいなって思うし、なにより犬歯。

 すっと筋の通った鼻がきれいだなとほめたくなるし、家に飾っておきたい(それはただのホラー)。

 え、やっぱ顔が好きなんじゃん!!

 

男役さんだけど時折動きが女性的で、やわらかさが漂って、それは男役としてはもしかしたらあまりよくないのかもしれないけど、そこに私はいつもハッとさせられる。

せくすぃ~な表情とかされたら瞬殺だし、脳内が亜lkdl;fkじゃsdいお0うぇjら;wldkjfvくぉってなる。どんどんそういうの出してぜひ私を抹殺してほしい(抹殺はなんか違う)。

さっきスカイステージで『異人たちのルネサンス』を放送していたから最後のフィナーレ部分だけ画面にかじりつくように見ておいた。ここは劇場では毎回、キキちゃんにオペラロックオンしていた。

群舞のキキちゃんはやたらと色っぽいし、カッコいい。カッコいいという言葉でしか表現できない自身の語彙力のなさに怒りの鉄槌を振り下ろしたいくらいにかっけぇよ。

『異人たちのルネサンス』をまだ見ていない人で時間がないっていうお忙しいそこのあなたは、ここだけでもいいから見てほしい。だがもはや本編ではない。

 

あぁ、やっぱ俺ぁ、あんたのことが好きさ。

キキちゃ~ん、はやく東京来ておくれ~!

アナスタシアのチケットまだ持ってないけども~!!

その前にちなつさ~ん!!!

ちなつさんに久々に会える(会うわけじゃない)!!!!

唐突にちなつさんに思いをはせ始める。

終わらない夜。